−チャプター4−



−エターナルダークネス台詞集・チャプター4 カリム−




<Act1・永遠の命>

夢……
夢についての理論は全て仮説に過ぎない。
人によっては夢を架空の物語として
楽しみながら深い眠りに落ちる。
また、人によっては潜在意識にある
何かを見る。
だが、そうではなく
夢に中に真実を見る人たちがいる。
それは、普通なら隠れているはずの
「集合意識」から湧き出ているのだ。
私には判っている事が一つある。
エンシャントの存在を知ってから
私たちの夢は、悪夢へと変わってきている……。
 ―565年 ペルシャ
もうこうやって何年にもなる……
ずっと僕の思いを無視してきたね。
僕には君しか見えないんだ。
君の夢を見ない日はない。
君が僕の事を想ってくれている
何百倍も愛しているのに……。
カリム……今の私も一つの事しか見えないの。
ここ何週間か……古代の宝の夢を見るの。
その輝きは私の人生を変えたわ。
あの宝が欲しいの……カリム。
もし、本当に……
本当に私が欲しいなら
あの宝を見つけて私の元に持って来て。
その時……
私はあなたのものになるわ。
私たち二人の夢がかなうのよ。
君以外に欲しいものなんて何もない。
もう、今の僕には
君以外の事は何も考えられないんだ。
約束だ。
旅の間、僕の事を決して忘れないで欲しい。
心配いらないわ。
あの宝以外に欲しい物は何もないの。
さあ、行って……カリム。
待ってるわ。
「カリム……」



<Act2・犠牲の誓い>

カリム……
さあ、私たちはもう永遠に一緒よ。
チャンドラ?
一体……
一体、どうしたんだ?
この世の全ては、うつろいゆくのよ……カリム。
私は肉体が滅びても
ただ、あなたを待ち続けている……。
誰が君をこんな目に?
あなたの旅は長過ぎた……。
私は、ある貴族と関係を持ってしまったの。
そして、彼の愛人に見つかってしまった。
嫉妬に狂った彼女は
私をベッドから引きずり出し
ナイフで体を切り裂いたわ……。
最後の一突きが深々と刺さり
床は血の海となった。
彼女は吐き捨てた。
「あの世で好きにしな!」と。
僕の気持ちはどうなるんだ!?
旅になんか出なければ……。
自分の愚かさは知ったわ。そして償っている……。
もう、前の私じゃないわ。
死んで初めて、意味が解ったの。
あなたにお願いした、その宝……。
私たちが持つべきじゃないわ。
さあ、一緒に犠牲となって
永遠にその宝を守るの。
それが私たちの運命なのよ。
犠牲……?
君と一緒に!?
嘘をついたじゃないか!
裏切ったじゃないか!!
それにもう、君は前のように美しくない……。
知らないのね。
肉体がどうあれ……
全てを超越した存在になれるの。
この私みたいに。
ただ命を捧げるだけでいいの。
ここで一緒に宝を守るのよ!
……そうしないと闇に奪われてしまう。
カリム……強くなって……宝を守りましょう。
あなたの犠牲がなければ
この世は永遠の闇に落ちてしまうの!
君のため……なら……。






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