＜エドワードと対面・１＞

アレックス……
私はいつも、そばに居るよ。
幻覚に襲われ
不安に陥った時……
その時は助けに来よう。
恐れてはいけない。
暗闇を払いのけてやる。



＜エドワードと対面・２＞

私が判るかい？
忘れる訳ないわ、おじいさま。
あんなに可愛がってくれたじゃない。
パパと……
ママが亡くなってから、ずっと……。
そうだね……。
お前の両親が亡くなってから
ずっと可愛がってきたよ。
ああ……
可愛い　アレックス……。



＜エドワードと対面・３＞

おじいさま助けて。
もう、こんなのいや。
強くなるんだアレックス！
そんな子じゃなかっただろう。
そんな弱虫に
育てた覚えはないぞ。
知らなかったのよ！
だって何にも……
教えてくれなかったじゃない。
私も……
辛かったのだ。
お前には何も知らずに育って欲しかった。
巻き込みたくなかったんだ！
両親と一緒に逝った方が幸せだったか……？



＜エドワードと対面・４＞

ああ……可愛いアレックスよ。
何世紀も待っていたぞ。
もう私のものだ。
さあ、私の期待に……
応えておくれ、アレックス。
やめてよ！
あんたが何者か
とっくに判っているのよ！
抵抗するがいい。
だがな、どうにもならん。
バカな娘だ。
自分の運命さえ、わからんのか。
どこかへ行って!!